この記事を読んだらわかること
・初めてでも簡単に梅シロップを作ることができる
・梅シロップの効能と美味しい飲み方がわかる
今年も本格的の気温が上がり始め、初夏に差し掛かってきました。
この時期になるとスーパーには青梅が並び、その香りに季節の移り変わりを感じます。
梅酒や梅ジュースを作ってみたい気持ちがあっても
『面倒くさい』『大変』等のイメージから、挑戦しない方が多いかもしれません。
しかし梅シロップ(梅ジュース)の作り方は本当に簡単。
それに手作りの梅シロップの美味しさは市販品では得ることができないものです。
そこで今回は簡単にできる梅シロップについてまとめていきます!
目次
梅シロップの効能
美味しい梅シロップ(梅ジュース)ですが、
実は健康と美容に良い効果があることはご存知ですか?
作り方の前に簡単にまとめていきます
梅の効能① 疲労回復
梅の酸味に含まれるクエン酸には疲労物質である乳酸を分解する効果があります。
そうすることで、乳酸が血中に留まることを防ぎ、エネルギー代謝を活発にしてくれます。
梅の効能② イライラ防止
クエン酸にはカルシウム吸収促進効果もあります。
カルシウムをきちんと摂取できることで、イライラの防止につながります。
夏は気温も高く、些細なことでイライラしてしまいがちですが、梅ジュースを美味しく摂取することで解決できそうです。
梅の効能③ 冷え性改善
夏に冷え性?と感じる方もいらっしゃると思いますが、冷え性に季節は関係ありません。
夏でも手足が冷たい、冷房と外気との寒暖差が辛い方もいらっしゃいます。
梅に含まれるクエン酸には血行促進効果がありますので、血の巡りが良くなり冷え性の改善に役立ちます。
梅の効能④ 便秘解消
梅には整腸効果があり、腸の調子を整えてくれますので便秘解消効果があります。
近年注目されている腸活ですが、腸を整えることであらゆる不調に効果があります。
さらに新陳代謝が上がり、お肌の調子もよくなる効果があります。
梅シロップの作り方
今回はより簡単な作業を目指していますので、梅を冷凍処理してから使用します。
冷凍処理をするメリット
・アク抜きをする必要がなく、作業が楽
・雑菌等が減り、発酵してしまうリスクがへる
・梅の細胞が壊れ、早くエキスを抽出できる
冷凍処理することのデメリット
・冷凍しない方法と比べると、梅の香りが損なわれる場合がある
青梅がスーパーに並ぶ季節は限られていて、時期を逃してしまうと1年待つことになります。
しかし、今回紹介する方法で梅を冷凍処理してしまえば、いつでも時間のある時に梅シロップを作ることができます。
青梅を常温で放っておくと追熟し、色づいてきてしまいます。
梅シロップを作る場合には、青梅を購入した後はなるべく早く処理をしてしまうことをおすすめします。
材料と準備するもの
材料
青梅 1 kg
氷砂糖 1 kg
りんご酢 50-100g
準備するもの
保存瓶 2700ml くらいの容量のものが好ましい
袋タイプのジップロック Lサイズ
竹串or爪楊枝
青梅は1kgパックで売られていることが多いので、今回は1kgの分量を載せています。
梅シロップは梅酒と違いお酒が入りませんので、瓶の大きさは2700mlくらいのものが適しています。
おすすめはWECKの瓶です。
見た目もオシャレで梅シロップ以外にも、自家製レモネードを作ったり、サングリアを作ったりパスタの保存に使ったりと1年中大活躍してくれる瓶です。
私もこのサイズの瓶を2つ所有していますが、とても気に入っています。
※今年の梅シロップを作るタイミングではWECKの瓶でレモネードを仕込んでいたため、使うことができませんでした。
今回は臨時でIKEAの瓶とプラスチック容器で梅シロップを作成しました。
必要なものが揃いましたら、ここから作業に入っていきます。
梅を洗浄する
梅をボウルなどの容器に移し、優しく水で洗います。
※実を傷つけないように注意する
↓今回使用した青梅
↓新聞紙等に広げてできるだけ乾かします
梅のヘタ部分を取る
竹串か爪楊枝を使い、梅のヘタ部分をとっていきます。
この時にも実を傷つけないように注意しながら、ヘタの横部分から竹串の先端を優しく差し込み、
テコの原理を使って取っていきましょう。
↓こうして
↓こうなればOKです!
梅の水分を完全に拭き取る
ヘタを取ることができましたら、梅を冷凍する前に梅の水分を完全に取ります。
※清潔なタオルかキッチンペーパーを使いましょう。
ここで水分が残っていますと、その水分から雑菌が発生し腐敗の原因となりますので注意が必要です!
1 晩冷凍する
梅が重ならないようになるべく平らにしながら、ジップロックの袋に詰めて、冷凍庫で1 晩冷凍します。
この状態で1年程保存可能です。
時間が取れず次の日に漬けられない場合でも、安心ですね。
また、青梅の実は今に時期以外では入手が難しいため、
ここまでの処理をして冷凍しておくことで、いつでも梅シロップを作ることができるようになります。
保存瓶の消毒処理をする
梅シロップを漬ける前に必ず瓶の消毒処理を行いましょう。
※使用する瓶の耐熱温度を必ず確認するようにしてください。
保存瓶の消毒方法
保存瓶の耐熱温度は一般的に40-80℃くらいの場合が多く、
熱湯を注いでしまうと温度差で割れてしまう場合があります。
特に大きめの瓶は注意が必要です。
そこで私がいつも行っている方法をご紹介します。
①保存瓶に80℃くらいのお湯を注ぎ、そのまま10分程度放置します。
②その後お湯を捨てて、清潔な布巾かキッチンペーパーの上で自然乾燥させます。
※火傷に注意
③瓶が乾いたら、ホワイトリカー等のアルコール度数が35度以上のお酒をキッチンペーパーに染み込ませせて瓶の中を拭きあげます。
もしくはアルコールを直接流し込み、蓋をして瓶を振ります。
④再度乾かしたら完了です。
冒頭で紹介しましたWECKの保存瓶であれば200℃まで耐えられますので、煮沸処理だけで済みます。
梅シロップを漬けていく
消毒処理が完了した保存瓶に冷凍梅と氷砂糖を順番に敷き詰めていきます。
梅→氷砂糖→梅→氷砂糖の順に詰めていき、一番上は氷砂糖になるようにします。
※当たり前ですが、梅を触る前はきちんと手洗いをしましょう。
ゴム手袋等を活用しても良いかもしれません。
↓冷凍が完了した梅はこんな感じ
↓このように順に詰めていきます。
りんご酢を入れて蓋をする
今回はこちらを使用しました。家で余っていたものです。
分量の部分で少し幅を持たせていましたが、お好みで変えても良いと思います。
酸っぱいのが好きな方は100cc入れても大丈夫です。
苦手な方は50cc程をおすすめします。
りんご酢を入れすぎてしまいますと折角の梅の香りを相殺してしまいますので、ほどほどにしましょう。
りんご酢を入れる理由
・酢の殺菌作用により梅シロップが発酵してしまうことを防ぐため。
・液体は入ることで、氷砂糖の溶けるスピードを手助けするため。
冷暗所で保管する
直射日光の当たらない冷暗所で保管しましょう。
始めの1週間ほどは、瓶をくるくる回して液体を全体に行き渡らせる必要があります。
上の方の梅に液体が行き届かず、カビが生える可能性がありますので必ず回すようにしてください。
氷砂糖が溶け始め、全ての梅が液体に漬かるようになるまでは続けるようにしてください。
梅がシワシワになるまでおく
梅を取り出す目安は人によって意見が分かれるところですが、
私はいつも梅が完全にシワシワになってから一週間程度で取り出すようにしています。
ずっと漬けていると苦味が出てくることもあるので注意が必要です。
梅シロップができるまでの期間は?
お住まいの地域の気温や保管状況、梅の状態によっても期間は変わってきますので、
梅の状態を目視で確認するのが1番の方法です。
↓このような状態になってから一週間待ちます
梅を取り出す
清潔な状態のザルなどにキッチンペーパーorガーゼを敷き、
そこに梅をシロップごとあけて漉します。
1度濾すことで、シロップの中の不純物も取り除くことができます。
梅シロップを加熱殺菌する
この工程は長期保存をする場合に必要です。
一夏で飲み切ってしまう場合にはしなくても良いでしょう。
シロップを鍋に移し、沸騰させないように注意しながら弱火で80度まで上げます。
ホーロー鍋が良いそうですが、深鍋であればなんでも大丈夫です。
冷めたら保存容器に移して出来上がり!
シロップが冷めたら保存容器に移して出来上がりです!保存容器の消毒も忘れずに行いましょう。
こんな感じの程よく色づいた綺麗なシロップが出来上がりました!
少し濁って見えますが、写真の加減です。実際は濁りもなく、とても綺麗に仕上がりました!
梅シロップの美味しい飲み方
シンプルに梅ジュース
梅シロップ1に対して、水4〜5の割合が一般的です。
お水を炭酸水にかえるとこれまた美味しいのです。お好みの分量を見つけるのも楽しいですね。
かき氷シロップの代わりに
夏のになれば食べたくなるかき氷ですが
梅シロップをかけて食べると、最高に美味しいのです。
なんちゃってラッシー
牛乳に梅シロップを入れてると、梅の酸でとろみのあるドリンクに変身します!
梅シロップ1に対して、牛乳3~4の割合でかき混ぜるだけです。
ラッシー、もしくは飲むヨーグルトのようなドリンクになります。
番外編 梅シロップは料理にも使えます!
梅シロップチキン
鶏もも肉と根菜系のお野菜を炒めて最後に梅シロップと醤油を回しかけたら出来上がりです。
甘酸っぱく、ご飯とも相性の良いメインの一品です。
子供時代に私の祖母が夏に作ってくれて、とても好きでした。
クックパッドで似たようなレシピあげて下さってる方がいましたので
リンクを貼っておきます。
https://cookpad.com/recipe/1079138
まとめ
今回は私の大好きな梅シロップについてまとめました!
簡単にできて、夏の健康促進にも役立つ梅シロップ。
スーパーで見かけたら是非作ってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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