こんにちは せんり です。
今回は私達夫婦が取り組んだ不妊治療のタイミング療法について詳しくまとめていきます!
実際に治療したからわかる詳細や、メリットデメリットなど細かく書いていきますのでよろしくお願いします!
目次
そもそもタイミング法とは?
タイミング療法とは、排卵日を正確に予測し性行為をするタイミングを医師が指導して、妊娠に導く療法のことです。
タイミング法の種類
タイミング療法にも2種類ありますのでそれぞれの違いを見ていきましょう。
自然周期にタイミングを合わせて行く方法
生理周期が正しく、排卵もきちんとされている場合は自然周期に合わせてタイミングの指導をうけます。
人工的に周期を作り、タイミングを合わせるもの
生理周期が安定しない方や排卵がきちんと行われない方は、排卵誘発剤や注射を用いて生理と排卵の周期を人工的に整えてタイミングをとっていきます。
私は多嚢胞卵巣症候群という病気にかかってるので、私達の場合は後者の排卵誘発剤を使ったタイミング法を行っていました。
妊娠できるタイミングとは?
妊娠するには卵子と精子が出会い→受精→着床しなければなりません。
精子が膣内生きられる時間は最大で72時間だと言われています。
一方で卵子は排卵されてから24時間生きていると言われており、
そのうちで受精しやすいのは、はじめの12時間だと言う説もあります。
もちろん個人差もありますが、妊娠のファーストステップとしての受精を果たすためには
排卵が行われてから24時間以内に精子と出会う必要があります
精子の泳ぐスピードは毎分2mmから3mmでですので、精子が射精されてから卵管にいる卵子にたどり着くまでに、1時間から2時間かかる計算になります。
上記のことを踏まえて考えると、妊娠できるタイミングとは排卵された卵子が受精可能な状態で精子に出会えるタイミングです。
精子は卵子より長く体内で生きていますので、
卵子が排卵された時には精子が待っている状況が望ましいということになります。
妊娠しやすいタイミングはもちろん排卵日前後ですが、厳密には排卵日の前日か2日前に夫婦関係を持つと良いといわれていて、
実際に排卵日の2日前にタイミングをとった場合が一番妊娠しやすいという研究結果も出ています。
タイミング法を実施するのはどんなケース?
金銭的、肉体的に負担の少ないタイミング法での不妊治療ですが、
タイミング法を実施することができる条件を見ていきましょう!
・排卵ができること
・卵管が片方でも通っている事
・精液検査に問題のない事
・子宮があること
上記の4つの条件を満たしていれば、タイミング療法を実施することができます。
不妊治療をスタートしたばかりの頃は女性の身体の検査ばかりに気を取られ、男性の精子検査を実施しないままタイミング療法に入ってしまうことがありますが、
特に精子検査は先に実施することをオススメします。
もし精子自体に問題があった場合にはタイミング療法を行っても全く効果がないばかりではなく、
時間もお金も無駄にしてしまうことになります。
不妊治療では年齢が大きく関係してくるので、時間は本当に大切です。
病院によってはタイミング療法を始める際に精液検査を先に実施しない場合もあると思いますが、
一度先生に相談することをオススメします。
タイミング法で妊娠できる可能性はどのくらい?
妊娠しやすい人が排卵日に合わせて夫婦生活を持った場合、16%から20%が妊娠すると言われています。
不妊症ではない夫婦は半年避妊しなければ70%の夫婦が一年で90%の夫婦が妊娠します。
一年間かけて妊娠できない場合が不妊症と診断され、10組に1組の夫婦が不妊症といわれています。
不妊症の夫婦がタイミング法を行った場合妊娠する可能性は?
不妊症の夫婦がタイミング療法で妊娠する可能性は一回につき5%と言われています。
タイミング法は一度の排卵を一回と数え、一月に一度タイミング療法を試せる機会があるということになります。
5%という数字はずいぶん低く感じますが、自分達のタイミングで一年以上妊娠することができなかった場合
病院で治療を受けることで少しでも可能性をあげることができると信じてトライする価値はあると思います。
タイミング法のメリット デメリット
それではタイミング療法を経験したせんり夫婦が実際に感じたメリットとデメリットを発表します。
タイミング療法のメリット
治療費が安い
治療方針や薬や注射の有無、通院回数によって左右されますが、
私達夫婦がタイミング療法を12回行った合計金額は通院代、注射代、薬代全て含めて約18万円でした。
平均すると1ヶ月で約15000円使った計算になります。
人工授精であれば1回で約2万円それに加えて通院費や検査費、薬代等がかかります。
体外受精や顕微受精であれば100万円近い金額がかかってきますので、
それに比べればタイミング療法の治療費は安く、取り組みやすい不妊治療と言えます。
身体への負担が少ない、
タイミング療法は排卵周期に合わせて夫婦生活の指導をうける治療法ですので、妊娠できた場合には自然妊娠と何ら変わりはありません。
排卵誘発剤の薬や注射をする場合でも、身体への負担が一番少ない不妊治療方法と言えます。
仕事と不妊治療の両立ができる。
不妊治療を始めると、一月に何度も病院に行く必要があります、
タイミング療法でももちろん大変ですが、その他の治療に比べれば病院に行く回数も少なく、時間的な負担が少なくてすみます。
私自身も仕事を続けながら取り組むことができました。
タイミング療法のデメリット
プレッシャーになる
タイミング療法は先生に指示された日付で夫婦生活を持たなければならない為、
特に男性はプレッシャーに感じる事も少なくありません。
人に指示されて夫婦生活を持つという事自体、不自然であると考えたこともありました。
プレッシャーを感じてうまくタイミングを取れない事もあるかもしれませんが、自分や相手を責めずにストレスを溜めないことも大切かもしれません。
行為が事務的になる
病院の先生に指示されて夫婦生活を持つわけですから、
本来ロマンチックであるはずの行為でも次第に事務的なものになっていく可能性があります。
そうなってしまうと不妊治療だけではなく、夫婦の未来にも関わってきてしまいます。
お互いに話し合い、工夫することで、事務的になりがちな行為を楽しんでいける方向へ持っていくこ事も必要になってきます。
排卵誘発剤の注射が本気で痛い
私が実際に受けている排卵誘発剤の注射ですが、筋肉注射ですので肩かお尻に注射します。
この注射が本当に激痛で、何度受けてもなれることはありません。
ただただ妊娠できる未来を想像して、乗り切るしか手はありません。
6回以上挑戦しても効果が上がらないこともある
タイミング療法は6回までに効果がなければ、そのあとにタイミング療法で妊娠できる可能性は2.2%といわれています。
私達は合計で12回タイミング療法を行いましたが、妊娠できることはありませんでした。
もちろんタイミング療法で妊娠できる方もたくさんいらっしゃいますが、
6回以上トライしても結果が伴わない場合はステップアップを検討することを先生にオススメされる傾向にあります。
まとめ
今回は私達が実際に12回行ったタイミング療法についてまとめました。
これからタイミング療法に挑もうと思っている方や、タイミング療法はどんなものなのかと思っている方のお役に立てたなら嬉しくおもいます!
最後まで読んでいただきありがとうございました。