妊活

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠できる?患者本人が教えます。

こんにちは せんり です

今回は私本人も患っている多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について、

どんな病気なのか妊娠することはできるのかどんな治療法があるのか等について書いていきます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠することはできるの?

 

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で不妊治療に悩んでいる方は、

多嚢胞性卵巣症候群だけではなく、ほかの要因が関係している場合も多くあります。

芸能人の方でも 矢沢心さん釈由美子さん吉田明代さん神戸蘭子さん

多嚢胞性卵巣症候群であると告白していますが、無事に妊娠、出産されています。

多嚢胞性卵巣症候群でも妊娠できると知って、希望がみえてきますね。

私自身はまだ妊娠に至ってませんが、診断された時に病院の先生からは、

妊娠しにくいかもしれないけれど妊娠できないという訳ではなく、

排卵を促しながら妊娠できるように治療をしていきましょう。

という説明を受けました。その他に

体外受精になった場合には卵胞がたくさんあるので、有利になる

という説明もありました。

診断を受けた時はショックで不安でしたが、妊娠できると知って安心したことを覚えています。

では多嚢胞性卵巣症候群とはどのような病気なのか、詳しく見ていきましょう。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)(PCOS)は卵胞の成⻑が途中で止まり、たくさんの⼩さな卵胞が卵巣内にとどまってしまう病気です。

卵巣で男性ホルモンがたくさん作られてしまう為に排卵しにくくなる病気で、成人女性の2030人に1人の割合でみられます。

排卵されない卵胞は卵巣に残ってしまう為に超音波検査でみると、たくさんの卵胞(嚢胞)が確認することができるので多嚢胞性卵巣と呼ばれます。

また、卵巣の中で卵胞が連なって見えることからネックレスサインと呼ばれています。

PCOSの卵巣

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の主な症状は?

では多嚢胞性卵巣症候群にはどのような症状があるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

  • 生理不順(無月経や奇発月経)
  • ニキビ 
  • 肥満 
  • 毛深くなる
  • 血糖値の上昇
  • 声が低くなる

卵胞がうまく育たずに、正しく排卵が起きないために正常な周期で月経が起きません。

生理がたまにしかこない、毎月来ない、生理の周期が常に乱れる等の症状があれば、

不妊の原因にもなりますので一度病院に行くことをオススメします。

男性ホルモンの影響により、ニキビができる、肥満になりやすくなる、毛深くなる、声が低くなる等の症状が見られることがあります。

治療せずに⻑期間放置すると⼦宮体がんやメタボリックシンドローム等の生活習慣病のリスクが高まるとも言われています。

症状には個人差があり、全ての多嚢胞性卵巣症候群の患者さんに同じように症状が出るわけではありません。

私自身も多嚢胞性卵巣症候群での月経異常はありますが、ニキビ、肥満、毛深くなる等の症状はありません。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)引き起こす原因は?

排卵には脳にある下垂体から分泌されるFSH(卵胞刺激ホルモン) LH(黄体ホルモン)とという2つのホルモンの働きが必要です。

多嚢胞性卵巣症候群はこのバランスが崩れて、LH (黄体ホルモン)ばかりが過剰分泌されることによって、排卵がうまく行われなくなります。

また血糖値を下げるホルモンであるインスリンも多嚢胞性卵巣症候群関連しており、インスリン抵抗性(高インスリン血症)があると、男性ホルモンが増加します。

男性ホルモンは卵胞の発育を抑制し、卵巣の外側の膜(白膜)を厚くすることによって排卵を妨げます。

この男性ホルモンの働きで、先程説明したニキビができる、肥満になりやすくなる、毛深くなる、声が低くなる等が出ることがあります。

どのような場合に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)診断されるか。

多嚢胞性卵巣症候群と一言で行っても、症状や程度は個人差があり、人によりさまざまです。

では多嚢胞性卵巣症候群と診断される基準をみていきましょう。

診断は血液検査、卵巣の超音波検査の結果から行われます。

診断基準として

  • 月経異常(月経不順や無月経)
  • 多嚢胞性卵巣(超音波検査で卵巣に卵胞がたくさん連なってみえること)
  • (黄体ホルモン)が高値でFSH (卵胞刺激ホルモン) が正常または血中男性ホルモン高値

症状や程度には個人差があったもしても。この3つの項目を満たせばPCOSと診断されます。

私自身も生理不順で初めて産婦人科を受診した際に、問診した後に卵巣の超音波検査をしました。

その際に多嚢胞性卵巣症候群だと思うと言われ、そのまま血液検査をしました。

その後血液検査の結果を1週間ほど待ったのち、多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。

これをみると、きちんとした道筋を通って診断されていることがわかりますね。

どんな治療をするの?

では、実際に多嚢胞性卵巣症候群とはどのような治療をするのでしょうか?

妊娠を希望するかしないかで治療法が変わってくるので、それぞれ見ていきましょう。

まずはじめに、妊娠を希望する場合でもしない場合でも共通していることですが、

PCOSに肥満の症状を伴う場合には減量により月経不順の改善が期待できますので、

体重が過剰な場合は、食事改善や適度な運動をするように言われる場合があります。

妊娠を希望する場合

多嚢胞性卵巣症候群では排卵に問題があることが多いため、排卵誘発法が行われます。

排卵誘発

排卵誘発剤の経口薬クロミフェンを内服すると約50%の患者さんが排卵することができます。

クロミフェンが無効の場合には、ゴナドトロピン療法(注射薬)を行い、排卵誘発を行います。

多嚢胞性卵巣症候群の症状のある方は卵巣にたくさんの卵胞が溜まっているため、排卵誘発剤により一度にすべての卵胞が大きくなり排卵しようとすると、卵巣が大きくはれ上がりお腹や胸に水がたまることがあります。

これを卵巣過剰刺激症候群といいます。

重症化すると血栓症や腎不全などを併発することがあり、入院が必要となることがあります、たくさん排卵してしまうことにより多胎のリスクもあります。

注射を多く使わないと排卵できない重症の排卵障害の場合は、手術療法や体外受精が有効の可能性が高いです。

体外受精であれば、卵巣のはれが落ち着いてから、受精卵を12個子宮内に移植することで安全に治療することができます。

腹腔鏡下卵巣多孔術 

腹腔鏡下に卵巣表面に多数の穴をあけることで排卵しやすくするという手術です。

手術の侵襲はありますが、多胎のリスクが少ないというメリットがあります。

この手術を行うと自然に排卵するようになったり、排卵誘発剤に対する反応性がよくなったりしますが、効果は半年~1年ほどで、またもとの状態に戻っていきます。

耐糖能異常に対する治療 

血液検査でインスリン抵抗性がある方には、糖尿病の薬であるメトフォルミン(メルビンなど)が排卵障害を改善することがわかってきています。

糖尿病の薬は血糖を下げてインスリンの過剰な分泌を抑えるので、卵巣で男性ホルモンも抑えられ、卵巣内のホルモン環境が改善され、排卵しやすくなると考えられています。

妊娠を希望しない場合

多嚢胞性卵巣症候群の患者さんは月経不順を放置していると子宮体癌のリスクが高くなります。

無月経や無排卵の状態が続く場合はホルモン療法が必要となります。

ホルモン療法は女性ホルモンの薬を内服します。内服終了後数日で月経がおこります。

その後もきちんと生理がくるのか、排卵はされているかといった検査を定期的にうけて、

月経不順を解消していきます。

卵巣の病気なのに、どうして子宮がんに関係するの?

女性ホルモンであるエストロゲンが子宮内膜を増殖させるのに対し、

プロゲステロンには子宮内膜の増殖を抑える働きがあり、この2つのホルモンが適切に分泌されてバランスが保たれています。

プロゲステロンは排卵後に分泌されるホルモンのため、排卵が起きなければ分泌はされません。

このような状態で、長期間エストロゲンだけが子宮内膜に働きかけ続けると、子宮体がん(子宮内膜がん)のリスクが高くなるといわれています。

エストロゲンとプロゲステロンのどちらかが悪いとかではなく、あくまでバランスが大切だということですね。

ガンという言葉は非常に重みがあり、私も初めて説明を受けた時は怖くなりました。

しかし、あくまで治療せずに症状を長期間放置していたらの場合です。

少しでも心当たりがあったり、生理不順等があれば、放置せずに産婦人科を受診しましょう。

まとめ

今回は、私自身の病気である多嚢胞性卵巣症候群についてまとめてみました。

多嚢胞性卵巣症候群は完治できるというということは無く、

体質として一生付き合っていくというような考え方になりますので、自身の病気や体質についてきちんと知るということが、治療の第一歩かなと感じています。

私自身もこの病気であると知った時はすごくショックで、インターネットで検索しては、不安な気持ちになったことを覚えています。

しかし、自分の病気について調べたり勉強したことで、今はこの病気を受け入れて前向きな気持ちで不妊治療に取り組めています。

自分の病気についての知識を深めることは、自分自身にの身体について知ることでありとても大切な事であると実感できました。

この記事を、読んでくださってる方で多嚢胞性卵巣症候群方や、友人や奥様が多嚢胞性卵巣症候群の方がいらっしゃると思います。

私と同じ多嚢胞性卵巣症候群方や不妊治療に取り組んでいる方々の力に少しでもなれたなら嬉しく思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

  • この記事を書いた人

せんり

1990年生まれ 関西在住 2019年にアメリカ人と結婚。 今は仕事を続けながら 優しい旦那様と妊活をしています 実際の経験をもとに国際結婚と妊活のリアルなお悩みと体験談を発信していきます。

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